「また相手に当てちゃった・・・」「ボール上げても誰もいない・・・」こんな経験ありませんか?[あなたの得意な形]を作りましょう
「クロス上げろ~!!」こう言われた経験あなたにもありますよね?
もしかして[焦って]クロスを
上げてしまっていませんか??
こんにちは、kazuです!
今回は、クロスはただ人がいるとこを狙うものではない?!
早いクロス・遅いクロスの使い分け方(ニア・ファー編)
そもそもなぜこれをお伝えしようと思ったのかですが、
先週の日曜日(13日)に代表戦ありました、
あなたは試合を見ていましたか?
映像が荒れたりして少し見づらかったですよね・・・
そこでこんな場面がありました。
👇👇👇
長友選手(SB)が相手左コーナー付近を突破して、
「マイナス」方向にクロスを上げる
*写真は見つかりませんでした
聡い[あなた]なら気づいたと思います。
「あれ?前も見たことあるぞ、この光景・・・」
では比べてみて下さい、
アジアカップ2011 決勝オーストラリア戦
似てますよね?
実は、サイドコーナー付近からの「マイナス」方向へのクロスは
長友選手が得意にしている形です。
上手い選手・強い選手には必ず「自分の得意な形」
を持っています。
そして[あなたの得意な形]を持つことで、
あなたは自分の得意な形に出来れば「打開できる!」という自信を持ち、
相手は[あなたの得意な形]を必要以上に警戒します。
→ 相手の対応を一歩遅らせることが出来ます
サッカーは[一瞬の判断]が大切なスポーツです。
だからこそ、相手を一瞬でも迷わせられれば、
あなたの勝ちです。
では、どうすれば相手を一瞬でも迷わせる
ことが出来るのか?
→ [あなたの得意な形] を作ることです
でも、
「自分の得意な形なんてないよ・・・」
「考えたこともないし」
そうですよね?
勿論、僕も高校生の時は同じでした。
なので、あなたの得意な形・あなたの武器を作る
手助け、少しでもきっかけになればいいなと
考えて今回のクロス法をお伝えしていきます。
[灯台下暗し]?!
分かっているつもりでも忘れている!?
~早いクロス・遅いクロス(ニア・ファー編)~
まず、クロスで大切なのは、
相手の状況、味方の動きに合わせて
ボールを味方に送る
ことです。
ここを勘違いしてしまうと、
・ボールを中に入れても味方が誰もいない
・味方が欲しいところ/狙っているところとズレている
・クロスを上げる度に、相手DFに当たってしまい
「あいつにボール出しても相手に当てるだけやし」
と認識されて、味方MFからボールが来なくなってしまう
ことに繋がってしまいます。
なので、味方に合わせる、もしくは味方を動かす
クロスを上げることが重要です。
次に、
クロスには大きく分けて2つの種類があります。
・ニア
・ファー
です
1.ニア
・早いボールで味方が触れれば入るパス
よく言われる0.5点のパス
です
あなたも監督やコーチに言われてますよね?
でもなぜそうなるか理解していますか?
「コーチに言われたから~」「そうゆうもんやない?」
そう思っていませんか?
これは、[相手の立場]になってみると分かりやすいです。
下の写真で考えてみると・・・
・攻めているシャルケ側
・守っているドルトムント側
がいます
攻めているシャルケ側は、
・ニアのボール(ゴールへ進む方向⇦)を上げると、
中にいる選手(ゴールに進む方向⇦)は
[ゴールに向かうそのままの勢い]でボールに向かっていけます
なので、ボールに触るだけでゴールになることが多くなります。
では次に、守っているドルトムント側を見ていきます
守っているドルトムント側は、
・ニアのボール(ゴールに進む方向⇦)に対して、
クリアする選手(ゴールから離す方向⇨)は、
後ろに戻りながら(⇦)相手のマークをしなければなりません。
→つまり、DFは自分の身体の向きと逆向きに動かなければなりません
だからこそ、DFの動きは相手に対して一歩遅れることに
なってしまいます。
相手のDFの対応が遅れるニアへのクロス
だからこそ、早いスピードでボールを入れることで
ゴールへの可能性が格段に高くなります。
「ん?ならファーのクロスってあんま意味ないのか?」
「ニアだけでいいやん」
そう考えてますよね?
むしろ僕が今回一番あなたに伝えたいのは
・ファーへのクロス
特に[自分のポジションより後ろへのファーのクロス]
です。
このクロスが有効なのは、
1.相手のDFの身体の向き(⇨)です
2.DFはゴールを守るので、マンマークでない限り
あなたのラインと同じ直線上に立とうと動きます
3.相手DFの身体の動く向き(⇦)に対して、
ボールの位置は反対(⇨)
人間の身体には、「動きを止める時」「動く方向を変える時」
に必ず[慣性の法則]が働きます。
慣性の法則とは、
・あなたが左(⇦)に向かう電車に乗っていて、電車が駅に停車するとき
身体が右(⇨)方向に振られて「危なっ!」となる
あなたも経験ありますよね?
*ちなみにこの時に「片足」で立っていると、
危ないので、興味ある人はつり革は掴んでやってみて下さい
[慣性の法則] 解説
身体の止ろうとする方向(⇨)に対して、電車の向き(⇦)なので、
身体が止まろうとするときに一度右(⇨)の力が働いているからです。
つまり、
相手DFはあなたにつられてゴールに戻る方向(⇦)に対して、
ボールの出た方向(⇨)に動くときに、
身体は左(⇦)に引かれるので、[頭では分かっていても]
身体がついてこず、対応が遅れます。
よくやるマーカーからマーカーのダッシュで
起こる現象です。
そして、味方はほぼどフリーの状態であなたのクロスを受ける
ことが出来ます。
そのままダイレクトでシュートを打つことも出来れば、
トラップしてコースを狙って打つことも出来ます。
このファーへのクロスで重要なポイントはたった一つです。
・自分よりゴールから遠い位置にいる味方に
腰の高さより高いボールを送る
「腰より高い」理由は、
後ろに下がっている状態でも相手DFは足を残すことが出来ます。
腰より低い高さだと[相手の苦し紛れに出した足]
に当たってしまうことになります。
そして、せっかくのマイボールが相手ボールに変わってしまいます。
なので、
あなたがファーにクロスを上げるとき
・自分より後ろにいる味方へ腰より高いボール
を狙って上げてみて下さい。
それだけであなたの武器になり、
チームの中でのアシスト王になれます。
アシスト王、0.5点取れる選手をベンチに置いておくほど、
監督・コーチは馬鹿ではありません。
0.5点選手になってあなたはスタメンになりませんか?
0.5点を稼ぎまくりましょう!
今回はここまでです、
ここまで読んで頂きありがとうございます!
次回は、
クロスはただ人がいるとこに上げるだけじゃない?!
~SBには必須スキル アーリークロス編~
をお伝えする予定です。
お楽しみに!
あなたと一緒に上達していきましょう!!
kazu